2005年03月18日

321日(月) 曇り時々晴れ 最高25度、最低20

シドニーより

 

今回は、友人の個展の様子をお伝えしたいと思う。もともとは建築家のJason。さまざまな友人の勧めで、大きな絵画に挑戦することになったらしい。彼が着ているスーツも、同じパターンが描かれている。カラフルな直線が交差する衣装をまとった彼は、普段はいい男なんだけど、何とも形容しがたい、ピエロのような・変な人のような・いわゆる芸術は爆発な感じの人になっていた。

 

syd050321_2シャンパンが振舞われ、華やかに始まったオープニング・セレモニー。ビルの広いロビーを貸し切っているその会場は、天井が高く、ガラス張りの開放的なスペース。おそらく200人は軽く集まっていた。私も実は絵を趣味で描くので、将来こんな感じで個展を開けたら素晴らしいだろうな、という想いが心をよぎった。Jasonは顔が広いなあ。

 




syd050321_3オープニングの余興として、ダンスも披露された。聞いたところによると、そのダンサーはJasonの親戚の子らしい。しかも、最初は裸で登場する、と聞いていたので、本当かしら、と思っていたが、直前で取りやめたらしい。黒い全身タイツを着て登場した。しかもJasonも途中でダンスに加わり、会場は一気に盛り上がった。

 




syd050321_4Jason
の作品は、知人に言わせると、「建築家らしい作品」なのだそうだ。何本もの線で表現されたその大きな絵たちは、確かにスケールが違う。ビルのロビーに等間隔で飾っても、すっかりなじんでいて、ひけを取らない。オリンピアを連想させられるモチーフを眺めながら、オーストラリアが生んだ新鋭画家の未来に、改めてシャンパンで乾杯をした。



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(09:52)

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